4月1日 (土)
朝起きると、俺はなぜか死んでいた。
今日もいつもどおり、7時30分に起きる。
…はずだったのだが。
「やっべぇ!!まずった!」
まったく、起こしてって頼んどいたのに。
このままじゃ部活に遅れちまう。
「使えねぇ母親だぜ。まったく。」
母さんに聞こえないように悪態をつく。
…はずだったのだが!!
「どこだ。ここ。」
どうやら俺は、まだ夢の中だったらしい。
だって朝起きたらいきなり空飛んでんだぜ?
いくらなんでも現実じゃありえんだろ。
「何だぁ?あれ。」
向こうから何か飛んでくる。
「んえぇえええええ!?」
天使!?天使か?あれ?
向こうから飛んできたものは、
ほら、フランダースの○の最終回のネロが死んじゃう
シーンで降りてくるような、
コッテコテの …天使 だった。
「お前が明石 佑って野郎か?」
天使口悪っ!!Σ( ̄□ ̄;)
「そうだが…お前天使か?」
何聞いてんだ俺。
「あぁ。まだ平なんだけどな」
平!?天使が!?Σ( ̄□ ̄;)
「それはそうと、お前死んだから。」
ふーん?そうなんだー… て、
「ふぁぇぇぇぇぇぇんぁえ!?」
「何だお前。いきなり奇声あげんなよ。ビビったー。」
「い、今なっなんて…
「だーから、お前死んだからっつってんの。」
天使軽っΣ( ̄□ ̄;)!!
「マジで?」
「マージーでwwwんじゃ、俺もう行くなー。」
ちょ、待てよ!!(キムタ○風)
「なっ、なぁ、俺これからどーすればいーの?」
「え?知らん。適当にふよふよしとけ☆」
「んなっ!?
「んじゃ、ばっははぁ~い♪」
んな自分勝手な!!
さっき天使と喋りながら思ったことなんだが、
「ほっぺつねっても痛くねぇ!!」
確かに俺は死んでいた。
「あー。しみじみするわぁ。」
しみじみついでに、俺は光のとこに遊びに行く事にした。
「家帰んのはその後でいっかーv」
幽霊?の体ってのはいいもんだ。
まず、移動が早い。
っと、そんなこと考えてるうちに…
「光ん家にとーっちゃくw」
「俺の愛しいひっかるちゃぁ~んv」笑
ん?返事なし。
「おいおい、居留守かぁ!?」
ガラガラッ
俺は完璧頭きて、勝手に家んなかに上がりこんだ。
「おっじゃまっしまーす。」
いつもは出てきて挨拶をする光の母さんも
今日は出てこなかった。
「ん?ま、いっか。」
あんまり細かいこと気にしない性質の俺は
光の部屋までダッシュで駆け抜け、
幽霊だから音しなくていーよなーとか思いながら、
そのままのいきおいで部屋のドアを開けた…
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